そもそも占いと霊媒というのは似ている部分はありますが、基本的にはまったく違う物です。 占いというのは風水やタロットなど特定の技術を使って未来予知を行うという物で、技術の一つなので人から教わる事が出来ます。一方で霊媒というのは心霊現象や神がかりといった種類の物に当てはまるもので、技術というよりも才能です。占いの学校があっても霊媒の学校が無いのはこういう特性の違いからきているためです。
そこで、霊感占いというのは、この二つの中間地点に位置する技能の一つです。 「第六感」「先祖霊」など、理由付けは様々ですがこの世ならざる物の力を使って占いをするというのは、個人の才能に大きく依存する上に、証明の方法というのが存在しないので霊媒に近い一方で、占いと名前で出しているように霊媒などよりも「外れる」という事に寛容という何とも曖昧な位置に存在します。その為、宗教者でもはみ出し物が占いの分野に乗り出すときなどは霊感占いを始める事が多く、逆に占い師でも霊感を売りにやっていた人が信仰者を集めていつの間にか宗教団体の長になっていたという事例も沢山存在します。 なぜこのような事が許されるのかと言う他の占いに比べてと霊感占いというのは根拠の部分が非常に薄いという特徴アがあるためです。
風水的に、タロットカードの予言が、などと並べる必要はなく言ってしまえば「見えたから」など他には判らない力で答えが見えた占いの結果を告げるだけなので、占いの技術を持っていない人間でも参入がしやすいのです。